徳山石について

徳山石（徳山みかげ石、黒髪島石）は、弊社のある山口県周南市の沖合、周囲12kmの黒雲母花崗岩からなる黒髪島で採掘されています。
明治時代から採石事業が行われ、1917年の国会議事堂の建設にあたり、議事堂の腰部、中庭の外装、空堀の周辺などに使用され、有名になりました。
その他の東京スカイツリーソラマチひろばのモニュメント、京都迎賓館、太宰府天満宮等、日本を象徴する様々な建築にも使用されてます。

粒子は粗めで青みがかったグレーの色合いが特徴です。
硬質で風化しづらく、耐久性・艶持ちに優れています。

岩質について

見掛け比重

見かけ比重は石材1㎥あたりの重さのことで、墓石であれば2.60～2.70t/㎥が標準値とされています。
石は鉱物などが細かく固まってできているため、その密度が高いほど含まれている鉱物も多く、石自体の強度も高くなります。

吸水率

吸水率は石材を水に浸したとき石材が吸い込む水の割合で、墓石材であれば吸水率が0.2％以下が望ましいとされています。

圧縮強度

圧縮強度は石材の堅さを示しており、一定の強い力を加え続けたとき、どこまで耐えられるかで数値が決まります。
圧縮強度は高いほうがよく、墓石であれば110～120N/㎟が標準値とされています。

伊ヶ崎石材工業は地元山口県の「徳山みかげ石」を原石から仕入れ、自社工場で加工しています。
必要であれば「徳山みかげ　石材証明書」も発行いたします。